TOYOTA HIACE

2025年6月15日掲載

トヨタ　ハイエース

数年前に一度話を聞きに来店され、次に乗り換える車を待ち、やっと製作にこぎつけた期待大の方です。日常的に現場への行き帰りに多く利用しなくてはならない、相棒的な存在。こんな車にオーディオにお金をかけるのは、とても費用対効果が高い選択だと思います。

荷室は荷物で天井まで満載になる使い方なので、リアスピーカーのチューニングは期待できません。フロントスピーカーを3wayとして、リアは2種類のツィーターを使い、フロント波形の一部にしています。このツィーターを鳴らすことで、全体的に効果を発揮します。

4way構成ですが、申し分のない音質に仕上がり、車の運転に飽きることなく、時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

ナビ内蔵アンプでも大して問題はありませんが、待ちに待ったこともあり、当店オリジナルアンプK23（17W）を奢りました。このアンプは残り少なく、あと数台で生産終了となる希少性の高いアンプです。
※2025年2月より生産が継続できるようになりました。

ハイエースという車の特性上、騒音はかなりの音量になるため、遮音も行うことに。つまり、デッドニングを施しました。足元の床全面とシート下全面にまんべんなく施しましたが、相当な時間を要しました。騒音は物理的な振動と音の振動からなる複合的な音なので、私の得意分野でもあります。

まず、前面に鉛シートを20m使い、密着させました。その上にエプトシーラ（スポンジのようなもの）250㎜×300㎜×5㎜を33枚敷き、その上にシャットオンシート（東京防音製）1,000㎜×3,000㎜×1㎜を配置。これら3層構造で完璧にデッドニングを行った結果、期待以上の効果が得られたようです。

このシャットオンシートは、フロアに単独で敷き詰めても効果が得られる優れものです。1,000㎜×1,000㎜×1㎜のサイズで、 3,300円という価格は、効果を考慮すれば非常に安価だと言えるでしょう。

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